■ 南三陸ホテル観洋 語り部


最終日です。朝一番で立派な岩天井の絶景露天風呂に入り、太平洋を眺望。ビュッフェモーニングも頂きました。

客室全部屋から海が見えるので、オーシャンビューを見ながら支度をしていると、雲行きが怪しくなってきました。天気予報、晴れだったのに。

ホテル観洋さんでは、震災を風化させない為に、町をバスで案内する『語り部バス』を運行しています。今回ここに宿泊したのは、この語り部(1時間/要予約/500円)に参加するためです。

震災をTVを通しでしか見ていない私は、実際この目で見てどう感じるか、また現地の方の話が聞きたかったのです。 


チェックアウトを済ませ、8時に受付集合でバスに乗りました。夜は真っ暗で分からなかったけれど、バスから見える風景は5年も経っても、震災の爪痕の大きさが分かるほどで。


丁度雨が降ってきて、町が泣いているようでした。骨組みむき出しの防災庁舎を通った際に、命がけで最後まで町民に避難を呼びかけた遠藤さんのお話や、実際の災害直後の写真は涙が流れたほど壮絶で、言葉を失いました。


実際現地を見ながら、つらい経験をガイドさんが話してくれたことにより、自分事としてちゃんと感じることができた。帰宅して、すぐに防災家族会議を開きました。


自然を満喫した東北旅ですが、恐ろしい自然の顔を見たように思います。旅するにも、表も裏もちゃんと知っておかないといけませんね。


■ 松島 五大堂

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ホテルを後にし、向かったのは松島の五大堂 。雨もあがり一安心。

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橋を渡ると目の前には松島湾。観光船で島巡りもできるんですね。天気が良かったら、景色も違っていたでしょう。初日に快晴の展望風景を撮っておいてよかった。


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五大堂を一周。方位により十二支の彫刻が彫られていました。ここは坂野上田村麻呂が建立し、伊達政宗が再建したそうです。

■ 瑞厳寺

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五大堂から信号を渡り、少し歩くと瑞巌寺に到着。洞窟遺跡群がお出迎え。瑞巌寺は修復工事で4月から参拝可能になったようです。ご縁を頂いた事に感謝し参拝しました。

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ここで、四寺廻りの御朱印を頂きましたが、残るは山寺のみとなりました。人間あと一つとなると、どうにかコンプリートしたくなるもの。


この後、白石にゅう麺を食べる予定でしたが、「にゅう麺」と「山寺」どっちを選ぶか迷います。うぅぅ...('A`|||)。判断力が試されるぅ。


■ 山寺


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はい、結局 山寺に来ました。宝珠山立石寺


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私でも知ってる「閑かさや岩に染み入る蝉の声」の松尾芭蕉の句でも有名。立派な茅葺き屋根の山門をくぐるっていざスタート!!

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待ち構える1015段の石段。登る事で煩悩が消えると言われているが、「しんどい、まだ登るの~、でも急がなきゃ~」と一向に消えない私の強力な煩悩。笑。


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休み休み登る。ふと見上げるも、まだまだ見えない五大堂。

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納経堂・開山堂 山寺の中で一番古いお堂。五大堂も目の前です。

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五大堂に到着!!速足で20分くらいかかったでしょうか。五大堂は断崖に突き出すように建てられているので、空中に浮いてるような場所です。


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少し怖い(;´Д`)そんな山肌からせり出した展望台の前に広がるのは、門前町。

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ミニチュアの世界。丁度、電車も走ってました。 のどかな田園風景に、今までの苦労が吹き飛びます(´∀`)

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五大堂には、宝珠山を守る五大明王が安置されているそうです。少し雰囲気がありますね。


でも、ゴールはここではなく奥之院大仏殿です徒歩10分近くかかるので、体力が持ちません。ごめんなさい、引き返します。
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根本中堂 ブナ材で建築された日本最古のお寺。最後、ここで御朱印を頂き帰りました。

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四寺制覇。達成感あります。カッコイイ!

1番最後に廻ったお寺で貰える色紙。必然的に行く予定のなかった山寺で頂いたわけですが。ここの色紙に書かれた文字は「忍」でした。

まさしく、今私の足りないものだとギクリ(; ̄Д ̄)
「忍」を調べると、感情をこらえる・我慢する。仏教的には、はずかしめや苦しみに心を動かされないという意味だそう。

私は感情的で、すぐパニックになりやすい。結婚した直後ともあり、教訓として部屋に飾りました。偶然頂いた文字には、理由があるかもしれません。


■ 蔵王 御釜


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山寺から蔵王へ。険しい山道の蔵王エコーライン(11月上旬~4月下旬までは通行止め)は残雪もちらほら。気づいたら雲の上まで来ていました。

標高1300m。寒いわけだ。5月中旬でしたが、ジャンバーを持っていたほうが良かったです。


御釜を見学。変わりやすい山の天気。地上の天気も良くなかったので、姿はハッキリ見せてもらえたないだろと諦めていたら...


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一瞬、姿を見せてくれました。まさに自然の大釜です。御釜、ありがとう!


実は足場は岩だらけで、急な下り坂。この日は風も強く、座って撮影しました。
     
この火山湖の深さは約30mで、強酸性のため生物は生息不能。面白いのは温度で、深度が増す始めの10数メートルだけは冷たくなり、あとは熱くなるそうです。不思議ですね。

御釜は火山活動で、沸騰することもあるらしい。想像しただけで、恐ろしいよ(°_°)

最後の噴火は明治時代ですが、警戒レベルが上がったりしているので、気象庁のHPを確認&お出かけの際は充分お気をつけください。


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蔵王山頂レストハウスで一休み。極寒だったので、温かいたまこんは身体中あったまる。


■ 駒草平&滝見台

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御釜から福島方面へ蔵王エコーラインを走ると、駒草平と滝見台のビュースポットがあります。まずは、車で5分。足元が岩だらけの遊歩道。


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簡易展望台を発見。ここからの眼下が...

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駒草平 高山植物のコマクサと不帰の滝が一望できます。


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さらに、駒草平から車で15分の滝見台。日本滝百選のひとつで、2つの滝が一度に見られます。


丁度、見終わると雨が降ってきました。グットタイミング!何か自然に守られている気がしました。

自然は怖いけど美しくもあり時に優しい。窓ガラスについた鳥のフンも雨が洗い流してくれました。本当優しいわね。 

■ 帰宅

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仙台市内に戻り、17時にレンタカーを返却。傷もなくて一安心です。

1400kmを一緒に旅してくれました。ありがとう、お世話になりました。

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お土産がプラスされた重たい荷物を持ちながら、市内をフラフラ。帰りのバス停に近い仙台名物牛タン「利久」で夜ごはん。

お肉は分厚くとても柔らかい。それに加え、テールスープやとろろと好きなもの尽くしで、昇天しました。

仙台グルメを堪能し、その後夜行バスに乗って無事帰ってきました。


■ 本当の試練は最後にやってきた

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実は帰りのバスを降りたあと、駅で携帯を落としていました。 


バスを下車しスーツケース付属の袋カバンのポケットに入れたのですが、それはポケットではなくスーツケースの通し穴だった。

そうとは知らずスーツケースを引いて歩いてる間に、落としてしまったようです。トトロカバーのこんな大きい携帯なのに、紛失するとは!!!写真を見て別れを惜しむ・・・( p_q) 


早朝重たい荷物を引きずり、2時間探しましたが見つからず。交番で紛失届けを出して帰りました。未だ見つかっていません。

その後、中国からメールがバンバン来るので、悪い人に売られたと思います。

この時、オバマ大統領の広島訪問前で構内はテロ対策を強化しており、たくさんの警官がいたのですが、そんな中で売ってやろうと考える人は相当すごい神経してます。

駅の中心で「機種はやるから、データ返せ~!!」と叫びたかった。でも、その前に携帯を落とすなよって話ですから、私が悪いです。


疲れもあったので、これには心がズタボロになりました。本当の試練は旅の最後にやってきたのでした。