まろまゆさんが小さい頃。
私はとにかくお利口さんな犬に育てなければと気負いし、主従関係をはっきりさせ、かなり厳しく育てました。
飼い主がなんでも先。ご飯も別でドックフードのみ。寝床も別。散歩以外出かけるのは、動物病院だけでした。


しかし、一緒に暮らす年数が増すごとに、まろまゆさんは家族という認識が強くなり、人間と同じ食材を食べ、一緒に寝て、旅にも出かけるようになりました。

その変化は飼い主にとって、とても幸せに思うのですが、果たしてわんこにとってはどうなのだろうかと、思い悩む事もありまして。


そんな時に読んだ本が、ムツゴロウさんの犬と猫の気持ちがわかる本です。
ムツゴロウさんは昔から知っていましたが、動物を撫で回しライオンに指を食べられても平気な変わった人としか思ってませんでしたが。


ただ変わった人ではないと知ったのは、大人になってからです。
この本はペットとの一生の付き合い方を書いた本。出版されたのは最近ですが、ペットを飼う前に読みたかったぁ(T ^ T)
ちなみに、厳しく育てたい&躾のみ知りたい方は、読まない方が良いです。


さらっと紹介すると目次は以下のように分かれています。

★心の準備
★出会い
★育てる
★しつける
★食事
★別れる

出会う前〜最期・ペットロスから立ち直るまで、本当一生の付き合い方を記しています。

ペットと一緒に生活する事は、命と命が触れ合うこと。ペットの命に触れると、大人も子供も心のあり方が豊かになる。
また、ペットを育てる事は、子供を育てると同じこと。話しかけ触り触れ合い睡眠や食事を供にする。
そして、死は悲しい事ではなくペットがくれるプレゼント。ともに生きた命同士の記憶を豊かに受け止めよう。
などなど、心に響く内容でした。


特に食事は共感する部分が多く、基本のごはんについて、ドックフードの付き合い方など、細かに書かれています。
ムツゴロウさんは、食育を学んだわけではないと思いますが、実際沢山の動物と触れる過程で学んだ事だと思うので、説得力があります。


一緒に寝たり旅したり、甘やかしすぎなのかも...寝る場所を別にして、ご飯も人間が食べてから食べさせるほうが、犬にとっては幸せなんじゃないだろうか。
これからいつか訪れるであろう死について、どう向き合ったら良いのだろうか。

そんな悩みがふっと和らぐ。
そして気持ちが楽になる愛に溢れた一冊でした。


余談ですが。
私、中学生の時に地元の駅で偶然ムツゴロウさんに会った事があるんです。
奥様と駅のホームを歩いていらして、プライベートだったようで周りに気付かれないよう騒がないようにして、握手してもらいました。

それはそれは、温かい柔らかな手で。
こんな手で触られたら動物も嬉しいだろうなぁと、無知な学生ながら感じました。

ペットの気持ちは、人間には正確にはわかりません。なので、ムツゴロウさんの考え方が正しいかなんて、ペットが本当に幸せなのかなんてわからない。



でも、小さい頃より今の方が、まろまゆさんは生き生きしている。10年毎日一緒に暮らしている。
幸せだよと人間の分かる言葉で話してはくれないけど、側にいて私が一番感じている事を信じてみようと。



この本を読んで、そんな事を思いました。
ぜひ、ペットを飼っている方に読んでほしい、そんな一冊です。